NOSで使用されるナイトロオキサイド(N2O)は、酸素の安定化合物で日本語では、亜酸化窒素と呼ばれています。その化学式がN2Oになります。 N2O自体は、無色・無毒性です。一般には、笑気ガスと呼ばれており1844年からは…
Categories: ナイトロについて
ナイトロの開発は1940年頃から行われていました。第2次世界大戦中のアメリカがレシプロ戦闘機の出力を上げるシステムとしてナイトロを採用したのが始まりです。その後、NOSの創立者が自動車用のシステムとして販売を開始しました…
N2O(ナイトロ)は、専用の充填機械により加圧され液化します。この状態で専用のボトルに充填して使用(車載)します。そこでパワーが必要なときにだけN2Oをインテークパイプ等に噴射するという単純な構造です。 ドライバーが行う…
N2O(ナイトロ)をエンジン内部に噴射して得られるメリットは3つあります。 燃焼促進効果。ガソリンは燃焼の際に酸素を必要とします。より多くのガソリンを燃焼させる場合には、同時により多くの酸素を送り込めば良い訳です。N2O…
NOSを使用すると理論的には、200%くらいのパワーアップが出来ます。しかし、エンジンのパワーアップに伴い、トランスミッション等のドライブトレーンを強化する必要性が出てきます。また、混合気との兼ね合いも含めて現状の150…
極端に言えば、ボトルが空になるまで噴射可能です。しかし、エンジン、ドライブトレーンの耐久性等を考慮して15秒以内が目安となります。
キットは、スロットル全開で噴射するようにセットアップされていますが、手動又はコンピュータープログラムで噴射する場合は、2,500回転以上での噴射が安全マージンになります。
ターボの場合NOSを使用することで、ターボラグがほとんど無くなります。さらに、ターボ(スーパーチャージャー)によって圧縮された空気は過熱されているので、NOSのマイナス170度の冷却効果によってインタークーラー以上の冷却…
ナイトロ(N2O)と燃料のバランスが取れていれば、ハイコンプエンジンで使用しても問題はありません。プロストックレース等では、15:1のハイコンプエンジンにもNOSは使用されています。
通常のキット使用の場合は、そのままで問題ありません。しかし、さらに高出力を引き出す場合は、高品質の点火装置に交換することをお勧めしています。